■ファイルの読み込み
Javaでファイルへの出力を行う1例として「File」→「FileReader」→「BufferedReader」オブジェクトを使用する。
▼ファイルオブジェクトの作成
出力ファイルを生成するには、Fileオブジェクトを生成し、保存するファイル名を指定する。
File file = new File("ここにファイル名を記入");
▼文字列を受け取る
Fileオブジェクトを引数として、文字列を受け取るFileReaderオブジェクトを生成する。
FileReader fReader = new FileReader("ここにFileオブジェクト名を記入");
▼文字列を読み込み
FileReaderオブジェクトを引数として、文字列を読み込むBufferedReaderオブジェクトを生成する。
BufferedReader bReader = new BufferedReader("ここにFileReader名を記入");
▼ファイルを1行ずつ読み込む
読み込んだファイルの内容を1行ずつ読み込む場合は、BufferedReaderオブジェクトのreadLineメソッドを使用する。
BufferedReader bReader = new BufferedReader("ここにFileReader名を記入");
bReader.readLine();
■作成するプログラムの概要
・1〜10が1行ずつ記載されたファイルを1行ずつ読み込む。
・読み込んだ結果をコンソールに出力する。
■フローチャート
■プログラム仕様
▼メイン処理
処理名 | メイン処理 |
---|---|
処理概要 | 1〜10が1行ずつ記載されたファイルを1行ずつ読み込む。 読み込んだ結果をコンソールに出力する。 |
引数 | なし |
戻り値 | なし |
入力 | 処理内容 | 出力 |
---|---|---|
– | 【try】 | – |
– | Fileオブジェクトを生成する。 | – |
– | FileReaderオブジェクトを生成する。 | – |
– | BufferedReaderオブジェクトを生成する。 | – |
– | ファイル読み込み開始を出力する。 | 【コンソール】 開始メッセージ |
– | 1行ずつ読み込む用変数を初期化(””)する。 | – |
– | ■ループ処理:ファイルの最終行まで繰り返し |1行ずつ出力する。 ■ | 【コンソール】 ファイルの値 |
– | ファイル読み込み終了を出力する。 | 【コンソール】 終了メッセージ |
– | 【catch】 | – |
– | 例外エラーを出力する。 | 【コンソール】 例外エラー |
■ファイルレイアウト
・input.csv
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■サンプルコード
import java.io.BufferedReader;
import java.io.File;
import java.io.FileReader;
public class InputCsvFile {
// メイン処理
public static void main(String[] args) {
try {
// Fileオブジェクトを生成
File file = new File("<ここにパスを記入>/input.csv");
// FileReaderオブジェクトの生成
FileReader fReader = new FileReader(file);
// BufferedReaderオブジェクトの生成
BufferedReader bReader = new BufferedReader(fReader);
// ファイル読み込み開始出力
System.out.println("インプットファイル読み込み開始");
// 初期値をセット
String data = "";
// ファイルの最終行までループ
while((data = bReader.readLine()) != null) {
// 1行ずつ出力
System.out.println(data);
}
// ファイル読み込み終了出力
System.out.println("インプットファイル読み込み終了");
// BufferedReaderオブジェクトをクローズ
bReader.close();
// 例外処理
} catch(Exception e) {
System.out.println(e);
}
}
}
■実行結果
インプットファイル読み込み開始
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インプットファイル読み込み終了
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