【Java】拡張for文を使って1次元・2次元配列の要素を表示する

■拡張for文

配列内の要素をひとつずつ取得する際、通常のfor文でも取得可能だが、拡張for文でも取得可能である。

拡張for文は以下のように記載する。

▼例:文字列型の拡張for文

for(String s:[配列の変数名]){
    // ここにループ処理を書く
}

※String s は任意の変数名で良い

■作成するプログラムの仕様

▼1次元配列の要素を拡張for文で表示する。
①文字列型の1次元配列に[“baseball”, “soccer”, “tennis”, “basketball”]を格納する。
②拡張for文で配列の中身を表示する。

▼2次元配列の要素を拡張for文で表示する。
①int型の2次元配列に以下の値を格納
[[0,1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9],
[0,1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9],
[0,1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]]
②拡張for文で配列の中身を表示する。(※)

(※)2次元配列について拡張for文を使用する場合は、
[ 2次元配列->1次元配列->要素 ]のように次元を下げてから取得する必要があるため、
以下の通り記載する。

for(int[] array_n:[2次元配列の変数名]){
    for(int n:array_n){
        // ここにループ処理を書く
    }
}

■サンプルコード

▼1次元配列の要素を拡張for文で表示する。

// 配列をセット
String[] sports = {"baseball", "soccer", "tennis", "basketball"};

// 拡張for文で配列の中身を表示
for(String s:sports) {
    System.out.println(s);
}

▼2次元配列の要素を拡張for文で表示する。

// 2次元配列をセット
int[][] number = {
        {0,1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9},
        {0,1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9},
        {0,1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9}
        };

// 拡張for文[2次元配列->1次元配列->要素]
for(int[] array_n:number) {
    for(int n:array_n) {
        System.out.print(n);
    }
    // 改行
    System.out.println();
}

■実行結果

▼1次元配列の要素を拡張for文で表示する。

baseball
soccer
tennis
basketball

▼2次元配列の要素を拡張for文で表示する。

0123456789
0123456789
0123456789

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