■メソッドの作成
あらかじめ用意されているメソッド(System.out.print()など)だけでなく、自分たちで独自にメソッドを作成することができる。
メソッドを作成する際、基本的に戻り値ありの場合は「型+変数名」で定義し、戻り値なしの場合は、「void+変数名」で定義する。
定義方法 | 戻り値 |
---|---|
型+変数名 | あり |
void+変数名 | なし |
メソッドを呼び出し、呼び出されたメソッドの処理が終了際、呼び出し元のメソッドに返す値
また、メソッドを作成する際、他のクラスで使用する場合は「public」を設定し、自分のクラス内のみ使用する場合は「private」を設定する。
区分 | 概要 |
---|---|
public | 他のクラス・自分のクラスで使用可能 |
private | 自分のクラス内のみで使用可能 |
併せて、staticをつけることでクラスをインスタンス化することなく、クラス名.メソッド名で呼び出すことができる。
今回は、三角形の面積を計算するメソッドを作成する。
■作成するプログラムの仕様
▼三角形の面積を求めるメソッド
引数:底辺、高さ
戻り値:三角形の面積
①引数を使用し、三角形の面積(底辺×高さ÷2)を算出する。
②三角形の面積を戻り値として返す。
▼メインメソッド
①底辺、高さの変数をセットする。
②三角形の面積を求めるメソッドを呼び出し、結果を変数に格納する。
③計算結果を出力する。
フローチャート
■サンプルコード
public class MakeMethod {
/*
* 三角形の面積を求めるメソッド
* 引数:底辺、高さ
* 戻り値:三角形の面積
*/
private static double triangle_area(double bottom, double hight) {
// 三角形の面積=底辺×高さ/2
double area = bottom * hight / 2;
// 戻り値として三角形の面積を返す
return area;
}
public static void main(String[] args) {
// 底辺と高さの変数をセット
double bottom_sample = 30;
double hight_sample = 12;
// 三角形の面積を求めるメソッドを呼び出し、結果を変数に格納
double result = MakeMethod.triangle_area(bottom_sample, hight_sample);
// 計算結果を出力
System.out.println("三角形の面積:" + result);
}
}
■実行結果
三角形の面積:180.0
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